本講では、免疫能をはじめとするからだのあらゆる機能に深く関わる「心持ち」の重要性と、その計り知れない可能性についてお話しします。私たちのからだは、単なる物質として存在しているのではなく、常に心の状態と密接に影響し合いながら働いています。
不安や恐れ、怒りといった心の状態は、自律神経や内分泌、免疫の働きに影響を及ぼし、からだ全体の調和を乱す方向に働きます。一方で、感謝や喜び、安心といった心持ちは、からだを本来の状態へと整え、生命力を引き出す方向に作用します。
現代は外側の情報に意識が引きずられやすく、心の状態が乱れやすい時代とも言えます。しかし本来、健康は外から与えられるものではなく、自らの内側の在り方によって育まれるものです。
本講では、「心持ち」を単なる精神論としてではなく、からだの働きを左右する実際的な要素として捉え直し、その整え方と可能性について考えてまいります。