私は35年間、医療職についていましたが、それまで健康についてのお話しをさせていただくことは稀でした。それは、食事ひとつとっても人により何をどう食べるか、の効果が千差万別で、とても定形化できないからでした。しかし、いうまでもありませんが健康は日々の生活によるものです。基本的なことについては、最大公約数的なものであっても意識し、日々に役立てられればと思うようになり、去年度から「健康生活術」のお話しをさせていただくことにしました。
私自身、平成28年春にそれまでのサラリーマン生活を終えて自営をはじめてから、日々の生活を心して過ごすようになり、少しずつですが衰えたからだが元気を取り戻しつつあります。
私たちが生きるにあたって、天からお借りしたからだを感謝して大切に使用することで、からだはすばらしい機能を発揮してくれることでしょう。生物の一員としてこの地上で健やかに生きてゆく上で私たちのからだの取り扱い方を知り、心身ともに健やかに過ごせるよう皆様と心得を共有できればと願っています。
今年度は、去年度の内容(1)心持ち(感謝と慈愛)、2)食事、3)からだの扱い方、4)休み方)をより取捨選択し、さらに新知見を加え、より体系化した形でお話しできればと考えています。